アラサー発達障害者(ADHD)の転職活動ブログ

障害者枠での転職活動まとめです Twitter:@hattatsu_adhd

雑記:発達障害とアイデンティティ

発達障害の確定診断を受けて、障害者手帳を取ろうと思ったときから、発達障害者としてのアイデンティティについてよく考えています。特に最近は、障害者枠での転職活動をしているので、特に、発達障害者として生きる自分のアイデンティティに、どのような変化がもたらされるのか、が気になる事柄です。

 

 

アイデンティティは、自己を構築する軸を選び取って構成されるものなんですよね(例えば、自分は○○ですと端的に表現する時、何を選び取るかは自分で選択しますよね)

身近な例でいうと、発達障害アカを持ってる人は、発達障害である自分をアイデンティティとして選びとろうとしてると言えると思います。もちろん、情報収集のためなど、いろいろ取得の理由はあると思いますが、発信、特に自己を語るというアクションは、自分のこれまでを解釈して構築するという行動であって、自己の再解釈=アイデンティティの強化であると言えるわけなんですね。私も例に漏れず。

障害者枠での就職も、こういうツイッターでの語りと同じような構造があって、配慮を受ける=障害者としてまなざされることで、障害者としての自己が定義されていくという側面があると考えています。私がちょっと悩んでいるのは、そこで、自分の中の「今まで健常者として生きてきた自己」の部分とどう軋轢を起こすかってことです。

私はどちらかというと、発達障害者としての自分はサブで、メインは同人オタクとしての自分なんですね。そこに発達障害かどうかなんて全然関係なくて、萌えるものを書けるか否かという価値基準しかない。それプラス、まあ人生のメインだけど仮の姿だよねって思ってるリアルの人生があります。

それが、人生の大半を占めるリアルの部分を「発達障害者としての自分」として生きる時、どんな変化が起きるのか。自分のメインだと思ってる部分との軋轢は起こるのかどうか。アイデンティティの崩壊を起こさないかどうか。それが少し心配で、障害者枠での就職に不安感を感じている部分がありますね。まあやってみないとわからないので、とりあえずやってみてまた考えるしかないな〜と思うんですが。

 

こう、成人済みで発達障害の診断を受けた人の自己って、どのように再構築されるのか非常に興味があるんですよね……そんな感じのことを専攻してたもので。せっかくなので、自分を例にとって研究してみたいな〜と思います。暇になったら大学の図書館で色々調べてみようかな。