アラサー発達障害者(ADHD)の転職活動ブログ

障害者枠での転職活動まとめです Twitter:@hattatsu_adhd

障害者枠での転職活動①:応募方法4選

転職活動が一段落したので、障害者枠での転職活動の応募方法を、利用した実感も交えてお伝えしようと思います。

 

私が障害者枠での転職活動に使った媒体は、以下の4つです。

 と、言っても、利用比率は(①:②・③:④)=(0.5:0.5:9)と言った感じで、主に転職エージェントを通して応募しています。だって楽なんだもん。

では、①から順に応募方法をご紹介します。

 

 

ハローワークでの応募

特徴:応募ハードルが低い・発達障害者トータルサポーターという専門の援助者がいる

ハローワークで障害者として登録していると、就職相談時には障害者用の窓口に案内されます。あんまり混んでいないので、私はいつも障害者窓口で相談していました。

(直接関係はありませんが、障害者手帳を所持していると、「就職困難者」として失業保険の給付期間が300日になったりするので登録するが吉。失業保険の給付申込みの時に障害者手帳を持って自己申告すると手続きしてくれます。)

私の場合は、ハローワークインターネットサービス(障害者求人の検索ページ)で障害者求人の検索をして、家でプリントアウトして持っていきました。こちらの求人に応募したいと言うと、紹介状を出してくれるので、そちらを使って郵送やメールなどで応募します。普通の転職と違うのは、履歴書の備考欄などに障害の状況や配慮の内容について書かなければならないということですね。

私が応募したときは特に担当者から連絡するなどのことはなく、完全にセルフ応募でした。そして書類で落ちました。

最近、発達障害者トータルサポーターという専門の援助サービスができたようで試しに利用してみました。障害者枠と一般枠で悩んでいたのでそちらについて相談したんですが、当たり障りのない、調べれば出てきたりする程度の情報しかもらえなかったので、特に得るものなしといった印象。多分、ハローワークを通じて仕事を紹介してもらうのが主な場合はこのサポーターさんにたくさんお世話になるのかな? といったところ。まあ、相談だけで転職活動1回分になるので、回数を稼ぎたい人はいいかも。

 

②障害者専門の転職サイトからの応募(直接応募)

特徴:普通の転職サイトと変わらないイメージで応募できる

私の場合は、既に転職エージェントに登録していた上で、その転職エージェントのやっている転職サイトから直接応募しました。使ったのはここ→アットジーピー【atGP】  

応募の仕方は普通の転職サイトと同じで、求人を検索して応募するというごく一般的なやりかたです。ただ少し違うのは、登録するWEB履歴書に「障がいについて」という項目があることです。私は以下のような感じで書きました。

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障がい名:注意欠陥/多動性障害(ADHD
経緯:幼少期より注意力が低いと自覚していたため、投薬でそれを軽減できればと受診しました。(2社目に就業中)現在不注意を改善する薬を服用中です。
できること:1つの作業に集中して取り組むこと。指示された業務に強く集中して取り組むことができます。
できないこと:
誤字脱字や数字のチェックなどが苦手なため、指差し確認や音読などをしてチェックをします。ダブルチェックができる体制があると非常に心強いです。
また、電話などで作業が中断されると注意力が落ちやすいため、可能であれば耳栓の着用などをご配慮いただけると幸いです。

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まあ書類で落ちてるんで参考にはしないほうがいいかもしれない……2社応募して、1社書類落ち、2社目サイレントお祈りでした。

一般的な転職サイトと流れが一緒なので、そちらで慣れていて、同じようにやりたいという人は利用してみてもいいかもしれない。私はエージェント経由での就活中、持ち駒がなくなってきて不安だったので衝動的に応募しました。そして落ちて無駄に落ち込むという。

 

③障害者専門の転職サイトからの応募(面接会参加)

特徴:さまざまな企業を1日で受けられる

障害者専門の転職サイトが主催する面接会があります。転職エージェントからも面接会を進められましたが、希望の職種がなかったのでそちらには参加せず(多分、一般事務などを希望する人はガンガン受けるが吉だと思います)。希望の職種があった面接会に参加しました。申込みにはサイトへの登録が必要です。→クローバーナビ

簡単な流れとしては、

(1)サイトから参加申し込み(必要であれば、各企業に事前エントリー)

(2)参加証が届く

(3)参加証と履歴書・職務経歴書を持って当日会場に行く

(4)希望の会社のブースに訪問して簡単な面接をする

(5)後日次のステップに進むかどうか連絡が来る

といった感じ。私の訪問した企業はおそらく訪問者数が多いからか、指定した日までに連絡が来なければ不採用です〜という流れでした。サイレントでも、サイレントを予告してくれるのはいいですね。

ちなみに翌週、すぐに選考通過の連絡が来たので、面接を受けに行きました。その後面接を受け、内定をいただく運びとなりました。このスピード感。わざわざ面接会にブースを出すということは、採用意欲が高い企業が多いんだろうなという印象を受けます。

実は新卒の時に合同説明会に参加したことがないのでわからないのですが、多分それと同じようなイメージだと思います。違うのはやっぱり、履歴書に障害の状況を記載する必要があることですね。おおむね②で書いたことと同じようなことを書きました。

 

④障害者専門の転職エージェントでの応募

特徴:応募やその後のやり取りを代わりにやってくれる、面接対策もしてくれる

私がほぼメインで利用していたのはこちらです。内定もこちらでいただきました。メインでつかっていたのは上でも貼ったけどここ→アットジーピー【atGP】

私は6つの転職エージェントに登録したのですが、どこも登録の流れは一緒です。

(1)サイトから職歴等を登録

(2)電話や面談で本登録を行う

(3)求人を紹介してもらう

(4)応募する(応募書類の添削あり)

(5)面接を受ける(面接対策・面接後フォローなどあり)

(6)内定をもらう(条件交渉などもしてくれる)

もう……なんというか楽ですね。応募した企業とのやり取りも、プッシュもしてくれるのでとても楽。残業の有無など、聞きにくいことも聞いてくれるし、ともすればめちゃくちゃになりがちなスケジューリングもやってくれるので、快適に就職活動をすることができました(細かい会社ごとの違いは別記事で書きます→追記:書きました

障害者枠での転職活動④:障害者専門転職エージェント比較 - アラサー発達障害者(ADHD)の転職活動ブログ

)。

なんだかエージェント会社の回し者みたいになりますが、他のやり方と比較した上で言っているので、これは実感としての感想です。ただ、本登録すらしてくれないところや、希望の案件がないところもあるのでたくさん登録したほうがよかった、と転職活動が終わった今思います。転職活動の初めの方は面談続きであっぷあっぷになりますが、それだけの価値はあると思います。

まあ実際入社することになったのは面接会経由の企業なんですけどね!それでも、エージェントさんによる面接対策があってのことだと思うので、利用する価値は絶対にあります。こっちが使うぶんにはタダだしね。

 

こんな感じで色々なやりかたで障害者枠の転職活動をしていました。全体を通して思ったのは、障害者枠での就職活動、みんな優しい。企業の担当者も、転職エージェントさんも、みんな優しい。障害があっても働けるように尽力してくれるし、配慮もしてくれるなんて、なんて優しいんだろうと思いましたね(エージェントさんはそれが仕事なんだけどそれでも)。10社ほど面接しましたが、だいたい柔らかい印象で、圧迫面接などは全くありませんでした。世の中捨てたもんじゃないなあと感じた転職活動でした。

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